e法廷(e-Court) ~口頭弁論等への本格導入~ #3
次回のe-Courtでの弁論準備期日は,まだ1か月先の予定だが,なんと相手方の代理人から準備書面が提出された。また,当方の主張する事実を真っ向から否定する内容の合意書が証拠として提出された(-_-;)
すると,裁判官から電話が掛かってきた。
裁判官「相手方から予定よりも早く準備書面が出ましたし,かなり重要な証拠も出ましたので,この証拠に関係する争点だけでも目途を付けたいと思います。予定を変更して次回期日の前に,1回期日を挟んでもよろしいですか?」
私「・・・・うーん,今回の書面の検討も時間が掛かりますし,依頼者から事情を聞かないと,軽々には争点に見切りを付けるということもできませんので,やはり予定どおりの期間を頂けませんか?」
裁判官「・・・・分かりました。しかし,少しでも前倒しで進めたいので,一度,進行協議でいいので,今後の進め方について話し合う機会をe-Courtで持たせてください。」
私「分かりました・・・・」
何となく押し切られてしまった(>_<) ウェブ会議だと,移動時間がないために,短い時間でも予定を入れることができてしまうので,断りにくい。結局,2週間後に進行協議期日を入れることになった。依頼者との打ち合わせができるかどうか分からないので,進行協議とはいえ,明確なことは言えないだろうけど。まあ,しかし,逆の立場だったら,話が早く進むのは悪い話ではないだろうなあ。*1
(つづく)
*1:これも妄想ですが,こんな風に期日が「ザ・キジツ」という感じから打ち合わせっぽい感じに雰囲気が変わっていくのではないか,と思っているのです。それが良いのか悪いのかは,議論のあるところだと思いますが。